アニメ市場は絶好調、でも儲からないアニメ制作業界 市場退出は過去最多に
6/7(金) 13:10配信
アニメ市場は絶好調でも、トラブル続きの制作業界
近年はアニメ映画などで大ヒット作も相次ぎ、年間のアニメ放送本数は300本以上、版権などを含めた市場規模は2兆円に到達するなど、一大産業へと成長したアニメ業界。しかし、その制作現場では近年トラブルが相次いでいる。2019年4月にはアニメ制作大手のマッドハウスが、上限を超えた時間外労働があったとして、新宿労働基準監督署より是正勧告を受けた。
過去にも作画の乱れなどから立て続けに放送延期、中断が相次ぎ、制作側のキャパシティがパンクする「2016年クライシス」が懸念されたこともあるアニメ制作業界。背景には、近年のアニメーター不足に端を発した制作スケジュールのひっ迫や、製作委員会に出資しない限り制作企業に利益が還元されにくいといった、受注産業ゆえの課題などが指摘されている。
クオリティは高くても…5社に1社は赤字経営、市場退出は過去最多に
こうしたなか、経営が行き詰まるアニメ制作企業が増えている。倒産や休廃業、解散などで、市場から退出したアニメ制作企業は3年連続で増え続け、2018年は11件判明。件数こそ小規模だが、2017年(6件)と比較すると約2倍の水準だ。
制作本数の増加にもかかわらずアニメ制作企業の経営が行き詰るのは、制作企業の急増に伴う受注競争の激化などで、作画の繊細さといったクオリティを維持するためのコストと、それに見合う制作収入とのバランスが崩れているからだ、との見方もある。
2018年に倒産したプロダクションアイムズは、テレビアニメ『いなり、こんこん、恋いろは。』の制作を手がけ、アニメ業界ではクオリティの高さなどでも知られた中堅アニメスタジオだった。倒産直前にもテレビアニメを制作していたが、競争激化に伴う売上低迷に加え、下請業者などへの支払い費用増大などが経営破たんの引き金となった。『クリオネの灯り』などを制作していたdropも、人件費等の増加が経営を圧迫し、同年8月に事業継続を断念した。
近年はアニメ制作を手掛ける新興企業が相次ぎ、2018年にはその数が2000年から約1.5倍に増加。制作本数も増加しているものの、こうした制作企業の急増は、受注競争や制作単価の上昇抑制、さらにはアニメーターの確保難などに大きな影響を及ぼしていると見られる。
帝国データバンクの調査(アニメ制作企業の経営実態調査、2018年8月)では、2017年に増収となった制作企業は39.6%。ヒット作品の増加や版権収入の恩恵を受けた大手などでは増収傾向だった。利益面でも、増益企業が54.9%を占め、3年ぶりに全体の半数超を占めたが、減益となった企業も4割を占める。また、赤字企業も21.6%を占め、5社に1社は採算が取れていない。
減益や赤字となった背景は、アニメーターの正社員登用や育成、デジタル技術の導入と言った、人件費の増加と先行投資によるものもある。しかし、人材不足により当初想定した制作スケジュールが遅延し、追加費用が発生したケースのほか、特に下請けとなる専門スタジオでは、製作元における予算の縮小・低減などで十分な利幅を確保できず、減益や赤字を計上した企業も多い。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190607-00010000-teikokudb-ind
持続可能な発展を続けるため、業界の改善進むか
経済産業省は、こうしたアニメ業界の現状を背景に、2013年からアニメ制作における適正な取引を示したガイドラインを公表。取引環境の向上や人材育成、スケジュール管理など、法令順守に向け、業界を挙げての課題解決に向けた取り組みを期待している。
こうしたなか、アニメ制作企業側でも企業合併やグループ化など、業界再編を進めるケースも出てきた。制作大手のサンライズは、2019年4月に同業のIGポートからジーベックの映像制作機能を譲受した。ジーベックの同事業は長く赤字経営だったが、人気コンテンツを多数制作してきた実力と実績は折り紙付き。アニメ制作業界全体で人材不足が深刻化するなか、サンライズはジーベックが有する制作機能が加わることで、新たな個性を持つ作品を生み出すとしている。こうした事業再編等の合従連衡は、新規設立が相次ぎプレイヤーが増加するアニメ制作業界にあって、過度な受注競争や人材獲得競争などの回避が期待できる。CG技術の導入や、徹底した業務管理で生産効率を向上させることで、労働環境改善の取り組みを進める制作企業もある。
今後10年、20年と世界を魅了するコンテンツを発信し続けるためには、制作企業への利益の還元といった業界構造や労働環境の改善・整備、次世代を担う人材の育成といった諸問題に向き合うことが不可欠となる。アニメ制作業界の未来に良い風を呼び込むことができるか、アニメ業界の環境改善の行方に期待がかかる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190607-00010000-teikokudb-ind&p=2
◆下請けぐらいは良いのか?
孫請け、玄孫受けぐらいはきつそう。
アニメ本数300本以上は多い気がする。
キャパは狭いのに、奪い合ってるだけのような。
ん~5社に一社赤字ってそんな特殊かね?
他の業種みても8割が黒字って意外にマシかなとおもったが
まぁ不平不満報道には気を付けましょう
どっかの川崎の事件みたいに叩きやすい対象をマスコミは次々と提示してくるからね
中抜きって今もまだあるの?
スポンサーから出た金のうち実際にアニメに使われるの1割くらいとかそんな話なかったっけ
まぁネトフリアニメを見れば明らかだよな
アニメ業界だけの話じゃないよ
紹介してやったんだから〇割よこせとか当然の様に行われとる
>「アニメーション制作業界における下請適正取引等の推進のためのガイドライン」(改訂版)(案)及び同概要版(案)に対する意見公募
このタイトルで経済産業省が先月まで意見を受け付けてたからあるんじゃないの
製作委員会スタイルとか9割くらい別に持ってかれてってパターンも多いし未払いとかも多いしでな
局印税でもってかれたり中抜きしたり脚本料未払いを業界の慣習とかテレ東Pが言ったり
もしかしたら女衒みたいなことさせてたり・・・
KFP騒動を追いかけてるとこの話の内訳がよーくわかるわ。
残酷だけど大手とそこで働ける人以外
整理して業界再編すべき時が来たんだよ
要は業界育成をしてこなかったツケがきてると
トップしか儲からないから続々と独立して事業化、結果人材の奪い合い技術レベルの低下
まじでネトフリあたりに人材を掻っ攫われるんじゃないの
いまのとこ駄作アニメしかないけど
映画もアニメも中抜きだらけだし、体制自体を変えなきゃあかんよなぁ
Triggerとか何社かは今のままじゃイカンと色々試行錯誤してるみたいだけど
テレ東の問題おこしたP事例とかふわっとした印象でこういうのは安易にそれを全体として知ったかぶりして社会正義ふりかざしやすいものなんだろうな
そういう意味でマスコミが不平不満でまだまだ飯食っていけて安泰か
ある意味自作自演みたいなものだしな
結局報道でこの手の話題がでても、広告代理店にマスコミが忖度しまくって、中間搾取問題としての改善の話にならない。ただの日本オワタ^q^っていいただけの報道で、それでガス抜きされてるんだよな~
どうぶつ以前の声優が暴露というか告発したNHK忍たま問題とかも、テレ東問題しってるひとたちも、もうわすれちゃってるわけで
今けもフレで騒いでる奴らもどうせ忘れるんだろうな所詮お祭り感覚で騒いでるだけの野次馬だ
これからもアニメ業界は一部が搾取され続ける地獄が続く
日本のアニメ業界に任天堂や集英社みたいなデカい
会社が存在しなかったのは何故だろうか?
結局テレビの下請けというのが不味かったんかね
手塚プロがねぇ………。
手塚がアニメーターの給料安くしたとの批判があるが、後期になると手塚プロは業界最大手でTV局にも口を出せて給料は他の数倍はあった。
ただ、手塚の趣味で金にならないリテイクをして仕事量がブラックすぎたのと、金の管理が甘すぎて横領されほうだいで潰れた。
手塚に経営の才能がちょっとでもあればなぁ
日本自体の企業体質って気がする
まあアニメに関してはトップにいる会社見ればお察しだよね…
ゲーム業界だって任天堂がいても大半はダメダメだしねえ
地上波テレビ局が強すぎるんでしょ
せめて採算取れるくらいの金額は払ってあげればいいのに
社会への不安や不満をマスコミがあおってもその元凶にテレ東の例のプロデューサーの問題とかNHKのプロデューサーの私物化問題とかあっても、
そこを具体例としてマスコミは批判絶対にしないからね
それこそ広告代理店の中抜き問題なんて批判できるはずもなく
結果、問題の改善の足をひっぱりながら、空気だけ悪くしてる
現場で改善細々とでも着実にやってるところは
無知な外野がマスコミの偏向報道で業界批判されてストレスをさらにためるという
ブラック批判しながらブラック環境をマスコミと外野がつくっていく
外野も外野でブラック企業みたいな批判してるしなあ・・・
庵野氏もそういうのに対抗するためカラー立ち上げて自社でエヴァ作ったんだよな確か