◆8月に最多1万4000人、リピーターも
昨年大ヒットしたアニメーション映画「君の名は。」(新海誠監督)の舞台のモデルとなった岐阜県飛騨市で今年8月、物語のゆかりの地を訪ねる「聖地巡礼」の月別巡礼者数が、過去最多の1万4千人を超えた。7月下旬の映画のDVD発売を機に国内外で新たなファンが生まれ、巡礼ブームが再燃したとみられる。米ハリウッドで実写映画化に着手するなど今後も話題に事欠かず、ブームはしばらく続きそうだ。
アニメ映画の封切りは昨年8月26日。飛騨市での聖地の一つとされる市図書館の月ごとの来場者数を基に積算した資料によると、巡礼者数は8月末までの1年間で推計9万4千人に上った。
公開直後から爆発的な人気を呼び、同市にも昨年秋口までは毎月1万人前後のファンが訪れたが、その後、徐々に減少。全国の劇場で上映が打ち切りとなった今年4月以降は3千~5千人台にとどまり、このまま聖地巡礼ブームは終息に向かうと思われていた。
ところが、映画のDVDが発売された7月26日以降、状況は一転。8月の巡礼者は夏休みということもあり、1万4千人を超え過去最多を更新した。今秋も入り込みは堅調で、9月の巡礼者数は5千人を上回る見通し。
市観光課は「年齢層は10~30代が全体の6割を超え、熟年層が多かった従来の飛騨市への観光客の様相が一変している」と説明。「リピーターは少なくとも全体の2、3割、外国人はアジアを中心に1、2割はいるのでは」と推測している。
同市古川町の観光施設・飛騨古川さくら物産館では、物語に登場した組みひもの体験やパネル展を楽しむファンで連日にぎわっている。東京都の大学生細田康平さん(21)は「映画を見るまで飛騨市のことは知らなかった。いい意味で古くて田舎」と笑みを浮かべた。映画を機に飛騨市のファンクラブ会員になったという川崎市の会社員水上純平さん(35)は「古川祭も見物したし、地元の山中和紙の紙すきも体験した。住民が気さくで親切なので、何度でも訪れたい」とほれ込む。
「君の名は。」は11月に有料衛星放送WOWOWで上映される。飛騨市観光課の担当者は「ブームに便乗した過剰な演出や、がつがつとした売り込みではなく、流ちょうな飛騨弁や素朴さなど“普段着の飛騨”を見せる心遣いが大事。ホスピタリティーの質を高め、地域活性化につなげていきたい」と話している。
◆岐阜は行きましたけど、遠いですな。
車で5時間はかかる。休憩挟んで6時間かかった。
ついでに、ひぐらしの白川郷も行けば
見どころはたくさんある。
まぁこれほどのヒットはハリウッド映画でも国内なかったからハリウッドのうんこ脚本家がすがるのもわからんでもないな