「君の名は。」でも救えず。アニメ制作企業の46.5%が減益


J-CASTから

【要説】

●興行収入が累計240億円を突破した「君の名は。」や「聲の形」などの多くのアニメ映画が大ヒットした2016年のアニメ業界にあって、アニメ制作企業の1社当たりの収益力が低下していることが、帝国データバンクの調べでわかった。2017年8月22日に発表した。
●2016年のアニメ制作企業全体の収入高は1813億4700万円。過去10年間で最高だった一方で、1社当たりの平均収入高は7億9900万円と10年間で約4割の減収となっていた。
●アニメ制作企業の厳しい収益実態が浮き彫りになった。帝国データバンクによると、アニメ制作企業(対象230社)のうち、2016年に「増益」だった企業の割合は全体の44.2%で、一方の「減益」企業は46.5%だった。
●減益企業は2012年に36.3%を占めていたが、それ以降も増加傾向で推移しており、15年には過去5年間で最高となる60.4%に達した。前年に比べて減ったものの、減益企業はなお増益企業を上回っている。
● アニメ制作企業の収益が低下している理由について、帝国データバンクはJ‐CASTニュースの8月23日の取材に、「新しいアニメ製作会社が増えて1社当たりの分配が減っていることと、アニメーターの人手不足が原因」と話した。
●アニメ制作企業は230にのぼっている(2017年8月時点)。1990年代までは93社だったのが、2000年代以降に新たに137社が起業した。アニメ市場の規模が拡大する以上に制作企業が増加。競争が激化しているうえ、アニメーターなどのスタッフを確保しようと人件費が増加したことも、減益につながっている。「社内の人手不足から、外注しようにも費用がかさむことも減益要因になる」ともいう

ソースはこちらから

◆下請けだから、原作アリはキツイですな。
オリジナルで当たればいいんだけど。


Readers Comments (10)

  1. え?下請けがそれでもだめだった・・・
    じゃなくて
    全く関係ない業界全体の大多数を君の名はで一瞬で救えっていってるの????

    つか、出版社とか広告代理店が搾取してるせいだろw

    • 対象230社で、半数が増益・半数が減益って

      2016年だけで、アニメ作品は300超えてるんだけど
      そりゃ、数本のメガヒットがあった程度じゃ、業界全体は微動だにせんだろ

  2. つーか人育てるの放棄して外注に頼りっきりの会社ばっかりなのが悪いんでわあって
    「人件費の増大」は労働者からしたら明るい話でもあんだけどね
    スポンサーや代理店との交渉もっと頑張って、ホラホラ

  3. あとはブラック企業な体質の改善もな。
    モチベーションが保たんよ。

  4. だからそのブラックの根源って上の方にある会社が主因でしょ?w

  5. 結局どの業界も下請け孫請けとしてつかいつぶしたら、最終的に使いつぶされる下の方の人間

    出版とかエンタメとかはその辺の意識がブラックとかで問題になるITとかよりも
    さらにひどいからね

  6. 電通の事件やら北海道新聞のセクハラ自殺問題とか
    結構クリティカルな問題にまで発展してるけど
    セクハラ自殺問題なんてマスコミ同士が忖度してろくに取り扱いもしなかったからね
    北海道でもフリージャーナリストくらいで
    ある意味、そういう忖度しないといけないくらいその業界ではわりとすねに傷もってる大手が多いということでもある

  7. というか、本来なら製造業者と宣伝担当なら
    製造業者側に多く金がいくのが健全だと思うけど、
    現代は宣伝媒体が既得利権化してそこに広告代理店の大手が完全に癒着してる状態なのが問題をこしてるんだろう
    アニメ以外でもおなじこといえそいうだけど

匿名 へ返信する コメントをキャンセル

Your email address will not be published.




日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください